2004年9月22日 晴れ。 ジョシュア・ツリー国立公園からアリゾナ州へ

[ルート:] Palm Springs → CA-111南 → I-10西 → CA-195北 → ジョシュア・ツリー国立公園 → CA-62西 → Paker → AZ-95北 → I-40西→Kingman

[本日の総走行距離:]320マイル

 ベットで横になって寝るのはいいね。ぐっすりと寝て起きると朝がすがすがしい。さすがに穴あきラジエーターで南下→西への移動は精神的にいつかったけれど、無事修理がおわってよかった。とっとと旅起つ支度を整え、宿の朝食、コーヒーとオレンジ・ジュースとあまーいデニッシュをたべ、コーヒーは魔法瓶に詰め、デニッシュもいくつかおやつとして貰って行く。

 Palm Springsに宿泊しても結局ご飯を食べたくらいで後にする。一応、朝日に照らされたダウンタウンに行ってみたが、お店は時間が早いようで開いていなかった。

 

 

 

 

 

 

 ↑↓朝のダウンタウン。→朝日に照らされる椰子の木。
 砂漠の中の街のため、朝日といえどぼ太陽の光は強い。その中を犬の散歩をしている人とか、ジョギングをしている人とかがいて、LAに比べて時間の流れがゆっくりしているよう。

 ダウンタウンのようす。お店はまだ開いていない。お店が開くのを待つよりもジョシュア・ツリー国立公園に行くことにした。

 朝のダウンタウンは通勤に行く人たちなのか、渋滞ぎみだった。Palm Springsの地図を持っていなかったので、カンに頼ってフリー・ウェイに向かう。

 街からフリーウェイまではまだ開発がすすんでいないようで、砂漠が広がっていて、その中をまっすぐな上下1車線の道が伸びている。この道、フリー・ウェイに向かう車線だけが混んでいた。ほとんどの車はI-10東に行く人が多く、I-10西を通ってジョシュア・ツリー国立公園やもっと先のアリゾナに行く人は少ない。

 I-10西に入ると快適なドライブ。距離は20マイルくらいなので、15分くらいの距離か。長距離のトラックが多く走っていたが、驚いたのは、I-10に沿って線路が走っていて、その上を貨車がディーゼルに牽かれて走っていた。その中の10台くらいがすごい。なんと、貨車の上にコンボイの荷台がそのまま乗っていた。コンテナが乗っているのは普通だが、まさか、荷台をそのままのせるなんて、びっくりしたね。

 I-10は公園の入り口少し前から登りにはいる。周りは砂漠。あまり楽しい風景ではないが、飽き始める頃に入り口についた。

 さすが平日の日中。誰もいない。ちょっと前までいた街から30分かそこらで誰もいない荒野に来てしまった。風景は何となくアリゾナ。西部劇の世界だね、これは。

→公園の入り口付近、Cottonwood Spring。ゴロゴロした岩とサボテン。

 照りつける太陽が暑い。入り口のゲートを通り抜けしばらく坂道を登るとビジター・センターがある。ここでナショナル・パーク・パスを見せて、通行許可書と地図を貰う。

 レンジャーにトレイルを歩きたいけれど日没までだったら、どのコースがお勧めと聞くと、Cholla Catcus Gardenと体力があったらRyan Mountainをお勧めするということだったので、山を登ることに。

 ビジター・センターをでて道なりに走る。サボテンとかブッシュがたくさんある砂漠ってかんじ。遠くの方にジョシュア・ツリーがみえたり。でも、あんまり群生はしていない。

 ちょっと退屈かなーーーって道をしばらく走るとCholla Cactus Gardenはあった。この付近の道のコンディションはいいんだけれど道幅が狭いので、横に車を寄せて止めることができない。見たことのないサボテンがワラワラと生えているが、サボテン園まで車を走らせないとじっくり見ることができない。

  サボテン園の入り口には左の写真のような警告がでている。曰く、ここのサボテンは危険です。貴殿の安全や自然環境保全のため触ってはなりませぬ。トレイル以外の立ち入りを禁止します。ペット禁止。残念。ラキと一緒に歩こうと思ったのに。

 さて、ここのサボテン、黄色い部分と茶色い部分があって、茶色い方が死んでいるような感じ。黄色い方は、トゲも半端じゃなく尖っていて、ぶすっと簡単に刺さりそうなくらい嶮しい。

 左の写真のようにトレイルが続いており、一周500メートルくらいのループになっておりサボテンを間近で見ることができる。ちょうど行ったときは晴天で、からからに空気が乾燥していて、空の青さとサボテンの黄色が美しく映えていた。

 あっという間に一周が終わり再びエンジンを始動させ、道に沿って進む。ここから先は台地にぼんぼんって石や岩がどこからか落ちてきたような風景で楽しい。道は古い舗装だが、ところどころに車を止められるスペースがあるのでそこに止めることができる。


 写真ではわかりにくいが、手前の何もないところがトレイル。(たぶん)右手側の岩はけっこうでかい。道幅と比べてみるとわかる(かな?)。角がとれた丸い岩がごろごろ転がっていて、なんか不思議な感じ。ごつごうした岩が積み重なっている場所はいっぱいあるけれど、角がない岩ってのが珍しいね。

 岩の傍を歩いていたら遭遇したジャック・ラビット。けっこう大きく、全長1メートルくらい。ぴょんぴょん跳ねて奥の方に逃げていってしまった。

 

 

 再び車を進めると、岩がごろごろしている場所にでた。地図ではWhite TankとかJumbo Rackってでているところ。ずっと平らなところを走ってきたので、岩がゴツンゴツンとあると変化があって楽しい。



 ちなみに、ここジョシュア・ツリー国立公園はモハビ砂漠とコロラド砂漠の境界線が走っていて、いろいろと環境が違うし生息している動物や植物も違うとのこと。あまりよくわからなかったけれど、たしかに、モハビ砂漠側に入ったら、植物が増えたような気がする。ソテツ?に混じってジョシュア・ツリーも見えるように。

 さらに進むと道両側にジョシュア・ツリーの群生が。これが見たかったねん。岩山地帯をこえたら舗装が新しいモノになり走りやすいし、車を止めるスペースも所々にあって写真を撮るのにも困らない。

 とはいえ、ほとんど誰もいないんですけれどね。

 たくさんジョシュア・ツリーが群生しているので、ちょっとお腹いっぱいという状態に。一見木のように見えますが、なんとジョシュア・ツリーってサボテンの一種でユッカ種の変種らしい。いままで気がつかなかった。まさかサボテンとはね。

 Queen Valleyのジョシュア・ツリー地帯を強い日差しと照り返しの中走り、次なる目的地Ryan山に向かう。説明によると、往復4.8Kmのコースですばらしい絶景がみれるとのこと。頂上の標高は1664メートル。けっこう高い。

 というわけで、駐車場に車を止めて、いざ出発。岩と岩とが重なった洞窟があって、その裏を回ってトレイルが続いているのかと思いきや、その先は荒野が広がっており、うーぬ、どこがトレイル・ヘッドじゃと、一度駐車場にもどってよく見ると、もう一つ別の入り口がある。こっちにはたしかに、Ryan Mountain Trailと書いてある。だまされた。

 気を引き締めて、山登り開始。入り口はこんな感じで岩がいっぱい転がっているところを歩く。けっこう大きい岩なんですけれどね。不思議。ライアン山はここからは見えず、手前から奥に続くトレイルを歩きます。ひたすら歩きます。

 トレイルからは下界の様子がよく見え、この山の周辺は平らなくらい平らでそのなかにところどころ岩が落ちているような感じ。

 道は良く整備されており、勾配もそんなにきつい道ではない。それに人もそんなに多くなくとっても歩きやすい。たまにすれ違う人とも「ハロー」とか「ハイ」と挨拶ができるくらい、親しみやすいところ。変に観光化が進んだところは、挨拶なんてないしね。なんでだろうね。

 

 これが上からの眺め。このときは強風が吹いていて、けっこう寒かった。登るときに汗をかいたので、それが気化熱となって体温を急速に奪う。

 岩がごろんって転がっているように見えますが、これ一個一個が相当でかいです。ちょっとわかりにくいのですが、舗装された道が真ん中左側に写っており、この幅と岩の幅を比べると巨大さがわかるというモノ。

 山に登る途中にもジョシュア・ツリーやソテツがあって、こんな強風が吹くところでとちょっと驚き。

 次に行ったのが、車で簡単にいけるKeys Viewってところ。ここは標高1581メートルの高台で眼下に山の岩肌とその先に町が広がっているのが見える。 Salton Seaという湖も見える。

 ここでちょっとラキを散歩したが、なんかに怯えているようで、すぐに車に戻りたがっていた。なんか野生動物でもいたのか?

 自分的にはライアン山の景色が抜群によかったのでちょっとがっかりな場所でしたが、この山に続くみちが、ジョシュア・ツリーだらけで、いいかげんまたかよって思うくらい生えている。

 ジョシュア・ツリーの景色に慣れてしまったためですが、なんとも贅沢な悩みで。

 山を下ったところに、Cap Rack Trailというのがあって、大きな岩の周りを一周でき、植物の解説とかがあり、人気はなく、ここの自然を勉強するにはいいところかも。右側の写真がそのトレイル。周りに転がっている岩もよく見え、ジョシュア・ツリーをはじめとするサボテンや潅木類かたくさん生えていて、なおかつ岩を楽しめるのでいい感じ。

 この岩の周辺を歩くのですが、手前のジョシュア・ツリーの横に木でできたベンチとテーブルがあるのですが、それと比べるとこの岩の大きさがわかるというもの。

 こういう感じの岩がこの公園には多い。このトレイルはこういう岩を身近でみることができる。

 このあと、道なりに公園の西口を目指して走り、岩もジョシュア・ツリーもたーくさん見ました。その間、見所やトレイルもあるようでしたが、今回はパス。

 一度公園を抜けて町にでる。といってもあまり何もない。CA-62を西に進みOasis Visitor Centerに行く。ここは昔から湧き水がわいていて、名のとおりオアシスなのだとか。

 ここのビジター・センターは比較的よく整備されており、公園の説明から土産ものまでそろう。そのオアシス、Oasis of Maraを見て、って、やしの木が数本池の周りに生えているだけで、コンコンと水が沸いてくるの図を想像していた私にはつらい現実がそこにはあった。

 気を取り直して、アリゾナ向けて出発。

 右手にPinto Mountainsとジョシュア・ツリー国立公園、左手側に大きな湖を見ながらすすむ。地図にはでていないぞ、この湖。いい感じの上下1車線づつの道が続くが対向車はほとんどない。快適、快適ぃと叫びたくなるような道だったが、ふと気がつくと、道路工事の車を数台抜かした。この先で工事でもやっているのか?と思いながら山道を登ると、Sheep Hole Mountains を超えたあたりで工事のため制限速度が35MPHに強制的に落とされ、そのまましばらく進むと、Calumet Mountains にぶつかるあたりの上りで道路工事を行っており、片側一車線の通行規制がしかれている。

 ぼけーーーーっと遠くの山々を眺めたり、行きかう工事車両をみて30分ほど待つ。すると前方から先導の車と思わしき黄色いピックアップにつれられて一般車両がぞろーっとつながっている。どうみても速度は25MPHも出ていないというくらい遅い。

 自分の横を過ぎた先導車は西行きの道路が開通するのをまっている車の列の一番後ろまで行ってUターン。路肩を走って先頭車のところまできたら、なにやら工事の責任者と思われる人と話し込む。ヲイ。こっちはもう、かれこれ30分も待っているのだぞっと叫びたいくらいだった。

 先導車のドライバーは30分に5分くらい増えても問題ないっていう考えの持ち主なのか、なーんか遅い。挙句の果てに、待っていた列の先頭車両(自分は2番目だったからよく前が見える)の前に工事の車が数台割り込んで出発。

 はぁ、ってな感じで15分くらい走る。当然スピードなんて15MPHくらい。後ろの車両もいらいらしているようで盛んに車を左右にゆする。サーキットのレースなんかで事故とかでイエロー・フラグが振られてペース・メーカーにくっつい行っているような状況がそこには生まれていた。

 工事現場に着くと工事車両は道からはずれ、反対車線に車が並んでいるのが見えた。そして、先導車もUターンした。レース再開といわんばかり、みな、全開。前にいた車はピックアップ・トラックとは思えぬ、驚異的な加速で一気に走り始め、後ろからそのトラックを追う自分。さらに後方にいたホンダの車もくっついてくる。(車種は忘れた)

 ちょっと登りが続いた後、ダウンヒルに突入。一気に加速してピック・アップを抜くも、後方のホンダ車もついてくる。しかし、下っている最中、どこかのコーナーで姿が見えなくなってそれっきり。CA-177と合流してひたすら西へ向かう。地図には村も集落も町らしきものも記載されておらず、事実、人が住んでいる気配のないところを走るが、コンボイの姿が多い。アリゾナに物資を運んでいるのか?

 途中にRiceという町があったけれど、ほとんどゴースト・タウンと化していて、ガソリン・ステーションは閉鎖されていた。なんか知っている名前の店でもあったらそこで休息をとろうと思っていたが、そんな店どころか、地元の店ですらしまっている状態。よっぽど儲からないんだなここは。

 この先にUS-95との交差するところがあるから、ここだったらと思って進むと、トラック野郎御用達風のガスステがあった。当然、パス。なんとなくPakerの町にいけば、ご所望の店があるような気がしていたし、ガソリンの残量を考えると、ちょうど給油にはいい町だったので、先を急ぐ。コロラド川が遠くに見渡せる丘の州境付近はちょっと開けていた。トラック野郎用のダイナーとかあった。

 川の先にPakerがある、そこまでもうすぐそこと自分に言い聞かせ、先を急ぐ。なぜか、トラックの交通量が半端じゃない。丘を下るとコロラド川はもうすぐそこ。先の方に夕日にたらされた鉄橋が見えた。お、あの橋を通ってアリゾナ入りか、なんか風情があるななんて思いながら走ると、その橋は鉄道用で横というか下に自動車用のしょぼい橋がかかっていた。

 グランド・キャニオンを作ったコロラド川。満々と水をたたえているも流れは比較的ゆっくり。

 ゆっくり橋を渡りたかったが、後ろにコンボイがくっついていたので制限速度の35MPHで渡った。渡りきったところ、そこはアリゾナ州であってPakerという町。

 ジョシュア・ツリー国立公園をでてからが長かった。ビジター・センターを立ったのが3時半で橋を越えたのが6時。2時間半もかかった。(そのうち30分は工事影響で韜晦していたが)

  アリゾナの入り口の看板。なんかうれしいよね。 ザ・グランド・キャニオン・ステイトだって。明日はそこに行くよ。

 Pakerの町はコロラド川からちょっと上がったところにあった。早速AMPMが見えたので、車をそこに持っていく。がーーーん、入り口を間違えて隣の敷地に入ってしまったが、裏でつながっているだろうと思い進んだら、車止めがおいてあって進めない。カルフォルニアじゃ考えられない。

 素直にUターンしてそこを抜けて、隣に入る。

 ガソリンを入れている間に、店内を物色。ダブル・チーズ・バーガーが1.99ドル。これだ。ついでにフローズン・レモネードもゲットして、乾いた喉と体を潤す。

 時刻は夕食の時間ではあったが、アリゾナに入ったら行ってみたいバーガー屋があったので、心を鬼にしてあえて軽食にする。って、今もバーガーなんですけれどって突っ込みはなしにしてね。

給油が終わったので夕日を眺めにコロラド川の岸辺へ。

  ↑先ほどの鉄橋をアリゾナ側からみたところ。                ↑アリゾナ側からカルフォルニア側を望む。

 この川辺、蚊がいっぱいいる。うひゃーーーー。っていうことで、写真を撮って車の中に避難。夕日を見ながら、先ほど仕入れたバーガーをかじりながら、レモネードを飲む。エネルギー補給ということで、北を目指してすすむ。Kingmanあたりで宿泊って考えているのだが、ちょっと時間的に厳しいかも。

 コロラド川に落ちる夕日を眺めながらのドライブは快調。アリゾナに入ったら土の色が赤に変わり、風景の変化が大きい。川をこえただけでこれだけの違いかと思うくらい違う。

 Lake Havasu Cityに寄り道する。たまたま道沿いにWalMartがあったので、適当に休息を取ったって感じ。WalMartで。ビーフ・ジャーキーを買ってこれをかみながらKingmanを目指す。昼間のハイキングがたたって、結構疲労感が出てきた。あと、少しでアリゾナ名物のバーガー屋に行けると自分に言い聞かせながら進む。日が落ちた後、急速に疲れが出てくる。田舎の夜間ドライブは明かりが少ないので、大変だ。

 川沿いの道AZ-95からI-40にのる。急に車の量が増える。コンボイもたくさん走っている。しかし、車速をあげられるので、Kingmanが近くなったような気がする。結局6時過ぎにPakerを出てKingmanについたのが9時。距離は100マイルで、最後の40マイルがフリーウェイということを考えると、いかにAZ-95をゆっくり走っていたかがわかる。

 で、お目当てのバーガー屋でお食事にありつけたわけ。よかった。左の写真が店内の様子。別に極めてうまいってわけじゃないけれど、アリゾナにきたらねということで。

 おすすめは、ちょっと高くなるけれど、ハラペーニョとチーズを足してもらうと、カルフォルニアではあまり食べられないバーガーにすることができる。辛いけれどね。

 おなかがいっぱいになって宿を探そうかとおもったが、睡魔が襲ってきたのでそのまま駐車場で仮眠のつもりでねたら、爆睡してしまった....。

 

 

 

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